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星野源とブラックミュージック

一応音楽ブログなので音楽の話をしたいところ。

今回は星野源ってすごい!」って話をします。

 

去年12月に発売された『YELLOW DANCER』

音楽雑誌各誌から大絶賛、大好評でした。2015年ベストアルバムに選ばれる程。

セールス面でも好調で、2015年の男性ソロアーティストの売り上げでは1、2を争うものでした。

シングル『SUN』のヒット、年末には紅白歌合戦への出演と、

知名度もこの1年で飛躍的に上がった星野源

 

個人的な話をすると、私は前作『Stranger』の前から彼の音楽が好きでした。

初めて聴いたのは『夢の外へ』で、キャッチーさと明るさ、

星野源の楽しそうな笑顔に持ってかれてしまいました。

まだくも膜下出血で倒れる前の話です。

当時はまだアーティストとしてそれほど知られている訳ではなく、

ひっそり応援していましたが、今ではチケット即完の人気っぷり。

1ファンとしてとても嬉しいです。

 

さて、『YELLOW DANCER』について語る時にしばしば使われる、

「ブラックミュージック」という単語。近年よく使われますね。

どうやら「星野源の楽曲はブラックミュージックを上手く踏襲している」

というのが絶賛されるポイントの1つのようです。

 

「ブラックミュージック」というのは黒人音楽を指す言葉で、

具体的にはジャズ、ヒップホップ、ソウル、ゴスペル、R&Bなどといったもの

 

私は先日さいたまスーパーアリーナ公演を観に行って、圧倒されました。

最高のライブだった…。

そして帰り道でいろいろ考えていて、あることに気が付き驚きました。

星野源の曲でノる時は、基本的に裏拍(あるいは偶数拍)」

 

海外のライブでは裏打ちが基本ですが

日本のアーティストの場合、手を挙げるのも拍手も表拍であることが多いです。

 

ちょっと脱線すると…

日本人は農耕民族で、水田で作業を行う時、主にすり足歩行で作業していました。

力を入れたり、足を上げすぎたりすると沈んでしまいますからね。

すり足というのは日本の伝統芸能、例えば能や歌舞伎にも取り入れられていますが、

日本古来から続くもので、日本人として生まれた以上、

その「すり足」のDNAを受け継いでいます。

海外のロックやダンスミュージックなどはノリを上下で感じたり、ステップを踏んだりしますが、日本ではなかなかそうはいきません。

すり足は安定感がありますが平坦で、動ける範囲は左右。

海外の音楽のノリ方とは真逆です。

 

何やら細かい話をしてしまいましたが、簡単にいうと

「日本人が海外の音楽を取り入れるのは難しい」ということ。

 

それを星野源はやってみせたわけです。

 

私もいろんな記事で「ブラックミュージックとの融合…」と目にしましたが、

実際体感してなるほどと思いました。

 

 

 最近「ブラックミュージックとの融合」と評されるアーティストは多いです。

例えば私も大好きなのですが、Suchmos

 


Suchmos "STAY TUNE" (Official Music Video)

 

めっちゃくちゃクールな音楽だと思います。

 

The fin.もかっこいいですね。

 


The fin.- Night Time

 

これはブラックミュージックというか洋楽ロックですが、

Ykiki Beat


Ykiki Beat - Forever (Official Lyrics Video)

 

洋楽と日本の音楽を組み合わせたような、かっこいい音楽を作るアーティストが非常にたくさん存在していて、とても嬉しいです。

彼らはブラックミュージックをはじめ、海外の音楽を独自の形で取り入れ、

革新的な楽曲を作っているイメージがあります。

簡単に言うと、

聴いた瞬間に「今までなかった!初めてこんな曲聴いた!」

となるような音楽。

 

 

星野源はこういったアーティストとはまたひと味違った形でのアプローチになっているというのが私的の意見です。

 

星野源の音楽は既存の、というと語弊がありますが、

今まで日本で一般的に受け入れられてきたポップミュージックに、

そういった他の音楽を上手く融合させ昇華させていると思います。

だから革新的な要素が全面的に押し出されているというよりも、

日本の音楽の良いところはそのまま守りつつ、

スパイスのようにいろんな音楽を入れている感じですかね。

ジャンルレスでありつつも懐かしみのあるような曲。

そういった楽曲を作る才能や手腕が誰よりも秀でているのが星野源だと思います。

 

 

 

長くなってしまいました。

星野源は今日ちょうど武道館公演が終わり、ツアーも残すところ大阪城ホールだけです。

ちょうどいいタイミングで書き上がったなあ。

ずっと応援しています。

 

では最後に私の大好きな星野源『Week End』の視聴動画を貼っておきます。

この曲はあのアース・ウインド・アンド・ファイアーのような、

ディスコミュージック的ブラスサウンドの入れ方がとても活きていて、

私は聴いた瞬間思わず「すごい…」とこぼしてしまいました。

星野源本人の可愛らしさもよく見えますのでぜひ!

 

 


星野 源 - Week End【星野源と聴く試聴動画】