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最後の花火

フジファブリック若者のすべてという曲があるんです。

知っている方も多いと思いますが。

 


フジファブリック - 若者のすべて

 

 

良い曲です。稚拙な感想で申し訳ないのですが、

本当にこの曲を聴くととにかく切なくなります。

 

 

この前ビバラに行った時、アンセムでユニゾンの斎藤さんが歌っていたのですが、

その時に、この曲をiPodに入ってるのと同じ形で、

要するに志村さんの声で聴くことはもう叶わないんだなと思って泣きそうでした。

 

それと同時に、もうこの世にはいない人が遺した音楽を聴いて、

こうやって感動したり切なくなったりすることって、

不思議で、でもとても素敵なことだなと思いました。

改めて音楽っていいなと思った。

 

 

今日帰宅途中の電車の中で、不意にこの曲がiPodから流れたんです。

ちょうどそれが、物心ついた時から花火を見に行っている土手を通過するところで。

しかも夕方。(さすがに夕方5時ではなかったですが。)

陽が伸びたななんて、夏が近づいたななんて思いながら聴いていました。

 

 

また花火の季節がやってくるんだな。

 

 

若者のすべて』って、歌詞にちゃんとストーリーがあるのも良いなと思います。

こういうストーリー展開の曲、何曲か知っているのですが、

特にすごくシンプルに胸を打つ名曲だななんて。

 

歌詞が本当に素晴らしいのでどうしても歌詞に重点を置いて聴いてしまうのですが、

ちょっと楽器の動きに注目してみると、これはこれで素晴らしいんです。

 

1曲を通して、派手な緩急があるわけでもなく進む曲です。

なんとなく、淡々と時間が流れていくイメージを持っています。

ピアノとかアコギとかドラムとか、とてもシンプルです。

 

ちょっとこじつけかもしれない、私の解釈を。

サビの前にユニゾンで動いた後、ピアノが上昇系で入るところ。

花火がきらきら上がっていく感じがする。

そしてサビに入ってシンバルの音で花開く感じ。

花火を静かに、美しく表してるのかななんて思いました。

各サビの終わりにもピアノが入っていて、それも最後は上昇するんですよね。

でもラストの大サビだけ、下降系なんです。

最後の花火が花開いて、散っていく様子なのかな。

同じところ、最後だけシンバルとか、ちょっと派手に入ります。

花火大会って、最後は特に迫力がありますよね。

そんな大迫力の「最後の花火」が打ち上がる音なのかな。

ちょっとピアノの話と前後してしまいました。。

 

というか、この曲の切なさはピアノがすべて負ってるってくらい、

ピアノの存在が大きいですね。

 

うーん。いろんなことを考えちゃいます。

 

最後の花火が終わったら変われるんですかね。

 

前奏と後奏がほとんど同じで、また日常に戻っていくのかなと思っていましたが、

最後にサビ前と同じフレーズが入るから、

きっと「最後の花火」が終わって、それがきっかけで変われたのかななんて推測してます。

そう、そのフレーズで終わるのがまた良いですね、余韻も残る終わり方ですし、

花火が終わったことを連想させます。

 

 

「何年経っても思い出してしまう」人やこと。

「会ったら言えるかな」。

この気持ち、痛いほどわかります。

思い出の中の、会えない人に伝えたいこと。

歳を経ていろんな経験をすればするほど沁みる歌詞なのかもしれないな。

 

あと、これは完全に後付けですが、志村さんが亡くなってしまったからこそ感じる切なさもあると思うんです。

花火ってそもそも短命で儚い、けれども美しいものの象徴ですね。

これ以上は何も言えませんが。悲しいので。

 

 

ふと『若者のすべて』について、誰かに話したくなって、

記しておくことにしました。

この曲の一般的な見解とか全然知らないし、私自身整理できていないのですが、

とにかくこれは名曲だということと、

私がこの曲を聴いて感じたこと考えたことをそれとなく。

 

音楽って、「Don't think.Feel!」的なノリで、何も考えずに聴くのも勿論良いけど、

少し頭を使って、自分なりの解釈だったり経験や感情と重ねたりして聴くのも

とても楽しいものなんですよね。

 

 

今年の花火はどんな花火かな?